2017-12-09 叫び 創作 詩、歌詞 声にならない叫びを 誰か聞いて と もう何年も何十年も 待ち望んでいる 声に出さなければ 誰にも伝わらないことは わかっている だけど どう言葉を紡げば声になるのか 喋ることを忘れてしまった人形のように そのときだけ 私は石になる 喉が固く固く強張った 肩が張り詰めた 眉間に皺を寄せた 阿修羅のような形相か、はたまた死人のような能面づらか 叫びながら 絶叫しながら 伝えられないもどかしさを頭に蓄積させて 重く重く背負って 私は石になっている